当店のホルスターの特徴

 

当店のホルスターは一般的な量産品に比べて"少々価格が高いですね"というご質問やご意見をいただく場合がございます。
各商品ページでは簡単にしかご説明できていないと思いますので、この場を借りまして特徴等をご説明しようかと思います。
 

まず価格面。これは単純に材料費と手間の問題になりますが、材料に関しては
現在日本で入手できる国産タンナーの革で最良とされている栃木レザーの革を基本とし
その他、パーツによりなめしの違う革や、再現するホルスターの当時のイメージを
損なわないような質感を考慮し仕入れた革などを使用しています。
いずれも安価な革で製作してしまえばその分販売価格も下げられるはずですが
良い物を長く使っていただきたいという思いから、質を上げることはあっても
下げるという選択は当店にはありません。

また往年のホルスターの時代と革の価格も当然上がっておりますので、当時の価格というわけにも

いかないのが高いと感じる点かもしれません。

次に手間の問題。これは革製品の量産品はミシンによる縫製が一般的です。           
ホルスターも例外ではなく、通常ガンショップにて販売されている多くはミシン縫製です。     
当店にて再現している往年のホルスターもTやE、Sの頭文字で知られるお店の物は        
検証した物全てミシン縫製でした。                                       

ミシン縫製が悪いというわけではなく短時間で効率良く製品を作るなら当然ミシンです。      
ただ銃を抜き差しするという糸が摺れやすい場面が多くあるホルスターの場合、           
一か所でも縫い目が切れてしまうと、そこからバラけてしまうという弱点があります。         

手縫いの場合は一本の糸の両端に針を付け、一目ずつ交差するように縫っていきます。

この縫い方ですと一か所や二か所切れた場合でも、簡単にはほつれてきません。

       
しかしデザインによっては縁をグルっと縫うような物ですと、それだけで相当な時間を費やします。     

厚い革一枚で縫うのも大変ですが、大概二枚重ねや三枚重ねの場合が多く              
1センチ程度の厚さになる事もありますので、指先の力も相当使います。                 
それでも手縫いにこだわるのは、やはり耐久性のある物を作りたいという思いからで、         
これまで他店製のホルスターの修理もたくさんしてきましたが、糸のほつれで使えないというケースも
多々ありました。                                                    

せっかくデザインを気に入って買われたであろうホルスターも、そうなってしまうと悲しいものです。 
当然修理の際は手縫いで修復させていただいております。   


 
これらの事から材料も良い物、縫製も時間と手間がかかっても耐久性のある手縫いを基本とし
お客様にはお時間をいただくこととなってしまい誠に恐縮ではございますが、
今後もこの方針で製作していこうと思っておりますので、ご理解いただければ幸いです。

上記コンセプトにて製作した商品には「☆960☆ SYNDICATE」の刻印がございます。

トップへ戻る

K.M.R. WORKS

   ↑往年の刑事ドラマ好きなら覗いてみて!ホルスター中心のお店↑                       
管理人のお店です(〃⌒ー⌒〃)ゞ



注>>当サイト内の画像を無断転載することは禁止です
Copyright(C)2009 K.M.R. AUTO SERVICE All Rights Reserved.

inserted by FC2 system